日々 雨季

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秋からの時間の流れは早いよ!と言われながら
気付けばもう12月。

確かに、アメリカの秋のシーズンはイベント事が多く
娘の小学校が始まって、ハロウィン、サンクスギビング、
そしてクリスマスと、慌ただしく過ぎて行きます。
小学校は、入学式というものは特になかったものの、
やはり新たな学校生活に慣れるのに、親も子も必死の毎日でした。
殆ど英語が話せなかった娘も、小学校へ行きだしてから
急にいろんな言葉が出てくるようになり、
お友達や先生と、支障なくやりとりできているというから
子供の順応性と、頭の柔らかさに驚いています。
今では、家の中でも英語になっている状態。
日本に帰ればすぐに忘れてしまいそうですが、
娘と英語でやりとりしていると、不思議と喧嘩や揉め事が少なくて
これはこれでいいかもしれない!と新たな発見もあったり。

秋に入ると本格的に雨季になり、
週間天気予報が、全て傘マークなことも多いのですが
気持ちがどんよりしてしまう日々を、楽しく穏やかに過ごすためにも
イベント事が多いというのは、心の健康にはよい影響かもしれません。
(いや、ハロウィン当日は嵐のような冷たい雨と風の夜でしたが…)
こちらに住んでいる方々に、色々なお出かけに誘って頂いて
おかげさまでどのイベントも、心暖かく過ごせています。
大きなトラクターに乗って、抱えきれないくらい大きなカボチャを取りに行ったり。
仮装を楽しんだり。(私はバナナの着ぐるみを着ました。完全に浮いていました)
リンゴ狩りをして、梨のコンポートやアップルパイを作ったり。
カニを釣りに行ったり。秋の山々、紅葉の滝を見に行ったり。
お味噌を仕込んだり。(今年はヒヨコ豆で仕込みました)
伝統的なサンクスギヴィングディナーに呼んで頂いたり。
雪の積もったマウントフッドを見に行ったり、スケートをしたり…
こうして書き並べると、なんだか楽しいことでいっぱいですが
その間、間には、大変だったことも多く(特に病院関係が苦労しました)
人生良い事もそうでない事も同じくらいあって、
うまいことバランスをとれているのかな、なんて。

改めてこの秋から冬の季節は
人とのつながりや、出会いに感謝する時間でもありました。
日本にいる、私のことを知ってくれている人達のことが恋しくもあり
ここで暮らしている、私のことを気にかけてくれる人達に、そして
たった1年の滞在中に、日本から駆けつけてくれるみんなの存在に
どれだけ救われたことか。
どんな環境でも、やっぱり自分は一人では生きていけないと強く感じます。
実は、すごく寂しがりなのかもしれません。
一人でも楽しめるよ、と寂しくないフリをしていたのかもしれないです。

生い立ちも、見た目も、宗教も言葉も全然違う人達が暮らすこの国にいると
自分がとてもとても、小さく感じて
一体何者なのか、よく分からなくなったりもするけれど、
とにかく笑顔でいることを心がけていたら
自然といい空気を連れてきてくれます。

家が無いという家族や、オムツを買うお金がないというお母さんが
路上で笑顔で話しかけてきます。
電車で「ご飯を1日食べてないから、誰か5ドルくれない?」と
子供をあやしながら、言われたりします。
胸が締め付けられる思いになりますが、
不思議とこちらも笑顔で対応したくなる。
今日を、今その時を、明るく生きている人たち。
そして、そういう人にお金を差し出す人も、ちゃんといるんですね。
笑顔でいることは、自分も、そして周りも
いい空気に包まれる。

You have a beautiful family!と遠くからでも声をかけられます。
(こちらの方はみなさんほんと褒め上手です!)
Have a nice day!と、お互いに笑顔で交わすその言葉の中に
例えどんな立場や状況にあっても、相手のことを何より尊重している
心の気高さを感じます。
そして、思ったこと、感じたことを、きちんと言語化して伝える英語は
とても気持ちいいなぁと感じています。

予定では、こちらの3月5日にシアトル経由で日本に戻ります。
残りの滞在で、1年間本当に最高だったなと思えるように過ごしていきたいです。
なんとなく、これが最後ではない気もしているからなのか
もっと長く居たい、という当初の気持ちは今はなく
マンションの窓から見える、朝の霧に包まれた空を見ながら
京都の家の庭で、朝食を食べていた日々を懐かしく思います。

 

2015-12-07 | Posted in Diary