なかったことに

以前何かの雑誌を見て
ずっと気になっていた
鈴木麻起子さんの器
一度見たら忘れられない
深く儚げで どこまでも広がるような
トルコブルー
佇まいの美しい 女性らしいフォルム
H.P franceのオンラインショップで
取扱いがあることを知り
日頃の自分へご褒美にと
思い切って2つ購入しました。

届いた箱を開けた瞬間
あぁ、やっぱり綺麗 と
その色合いに惚れ惚れしながら
何を入れようか どこに置こうかと
あれこれ楽しい考え事を
数日間

ある日の夜ご飯
独特な持ち手に丁寧に手を添えながら
美味しくスープを飲み干し
「これスタッキングもできるねんー」
なんて言いながら片付けていると
少しお盆が傾いたなぁと思ったら
重なったまま、落下…
見事に二つともパックリ割れました

確かに美しい器だったけれど
少し安定感に欠けていたし
普段使いには
向かなかったかもしれませんが
軽いのもあって
簡単にコロンコロンと
落ちていきました

この数日間を
なかったことにしたいと
思いたかったけれど
確かに私の手元に存在していて
美味しくスープを味わった
その事は もうなかったことには
悔しいけれどできなくて

どんなものであっても
自分の手で感覚を確かめることが
長く大切にものと付き合う
第一歩なのだと
少し反省しました。
きっと私には
まだ早かったんだ、と。

2012-06-26 | Posted in Diary

コメント2件

 yukko | 2012.06.27 8:24

形ある物いつかは壊れるからね。
そこがはかなさゆえの美しさなんやと思う。
金継ぎ,かっこいいかも。
私もネットで買ったとき,思っていた形や大きさとちがったりして,できればちゃんとお店でみて買うほうがいいなと思っているけれどね。
器を育てる過程には,まず「もらいうけてくる」という気持ちが必要なのかもね。
うむー奥が深いです。

 okeihan | 2012.06.27 23:00

>yukko
そうだよね、いつかは壊れる…けどあまりにも早すぎて、(3日ほど!)ほんとに私の手元にあったんだろうか。。夢だったんじゃないかと思うほどです。コッパミジンになったので、金継ぎも難しそうな割れ具合でした。。涙
まだまだ、本当に自分に必要なものを見極める力が足りないんかなって思ったよ。